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2013年08月 アーカイブ

2013年08月03日

8月のつぶやき

●メガネが無くなり、こうもり傘も無くなったので、100円ショップに買いに行った。ついでに帽子も買ってきた。いずれも中国製だった。Good deal ! 安いにこしたことはない
( ネットで調べてみると、大創産業では200目のうち日本製が15%、中国製が46%、韓国製12%、台湾製10%。 キャンドゥでは日本製のほうが多くて43%以上、中国製が41%、韓国製が5%だそうだ。)
●山形へ行って、慣れない交差点で直進車線に入ったものの、そこで右折すべきことに気が付いて、赤信号で4台止まっていた右折車線に入ろうとして右へ寄せタイミングを待った。信号が変わって3台が発進し、4台目との間が空いたので、4台目が譲ってくれたのかなと思ってその前に入ろうとしたら、その車も動きだして当方の右後方ドアが相手の左前輪カバーに接触しヘコませてしまった。相手が警察に電話したのでその厄介になってしまった。罰金も違反切符も無くて済んだが、相手には修理代を払わざるを得なかった。3万円・・・・トホホ
●ずるい!
 安倍総理、麻生副総理、靖国神社参拝の閣僚・国会議員たち。国民の中にも、日本が過去におこなった戦争を侵略戦争だとは思っていない向きが少なくない(昨年・夏の朝日新聞世論調査では、「日中戦争は日本による侵略戦争だったと思いますか」との質問に「そう思う」が、中国では99%なのに対して、日本では52%、「そう思はない」が31%)。
 今年の全国戦没者追悼式では、安倍首相はアジア諸国への加害責任への反省と哀悼の意を示す言葉がなかった。
 アジア・太平洋戦争における日本人の戦没者は310万人。それに対してアジア諸国の犠牲者は2000万人超。
 植民地や占領地での無差別爆撃・住民虐殺・生体実験・掠奪・放火・強姦・従軍慰安婦・強制連行など、その加害責任に触れようとしないのだ。
 「参拝は心の問題なのであり、外交・政治問題にすべきではない」とか「侵略の定義は定まっておらず、歴史家が判断すべき問題だ」と言って曖昧にしながら、本音では「日本は悪くない」「日本だけが悪いのではない」(「大東亜戦争は自存自衛・アジア解放の戦争」であって侵略戦争ではない。橋下維新代表は「慰安婦はどの国でも軍隊には付き物、日本だけに限ったことではない」といい、麻生氏にいたってはナチスさえもワイマール憲法を「改憲」したその手口は学ぶに値する)と思っているのだ。
 要するに狡い。潔く悪かったと何故言えない。日本人がこれ以上「卑怯者」だなんて言われたくない。
●中学生になった孫が、夕食をそっちのけで母親に付きっきりで勉強をさせられ、反抗して、我が家を飛び出していった。雨の中、女房と孫の父親と母親の妹とともにあちこち(コンビニやスーパーや公園など)探したが見つからない。2時間ほどして、(当方は家に戻ってどうしたものかと思案していると)外から女房の泣き声が聞こえてきた。孫がひょっこり帰ってきたのだ。びしょ濡れだった。「いったいどこへ行ってたんだ」と訊くと、高速道に入る手前まで行って引き返してきたという。
 「風邪でも引いたらどうすんだ。○○書房で立ち読みでもしていればいいものを」なんて言ってしまったが、「お巡りさんから補導でもされたらどうすんだ」と言うべきだったと、女房にいった。
 後日、弟の幼稚園児が黒いTシャツを着てきた。その前脇に白抜きで「さすらい」と書いてあり、背中に「深」の字に×訂正して「探さないでください」と書いてあった。北海道旅行に行ってきた彼らの叔母の土産だという。
 兄(中1)と姉(小5)に「『さすらい』って、どういう意味?」と訊いてみたら二人とも「わがんね」というので、「誰かさんが家を跳びだして、あてどもなくさまよってきた、ああいうのを『さすらい』って言うなだごで」と教えてやった。

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     自家の畑でとれたナスだが、なぜか突起がついている
●また原爆・終戦メモリアルの夏の日が来たな。
●梅雨はようやく明けた・・・・というが。涼しくていいばかりといったところだが、作物はどうなのだろう。根腐れをおこして台無しだ、と女房は口説いている。田んぼ農家の人は、カメムシなど害虫もいつになく発生してると語っていたし。
●アクセス数5,275

2013年08月05日

戦争は未だまだ語りきってはいない

 アメリカ軍の原爆投下は、日本に戦争を早く終わらせ、双方にこれ以上の死者を出さないようにするためだったというよりは、ソ連軍の参戦の機先を制して米国が主導権を確保するためだったのであるが、日本を降伏に追い込んだ決定的要因は、やはりソ連軍の侵攻だったということが、最近アメリカ映画の巨匠オリバー・ストーン監督によって指摘されている。
 これら米軍の原爆投下やソ連軍の侵攻に対して日本は被害国ということになるのだろうか。
 メディアで取り上げられる「語りつぐ戦争」といえば、日本では空襲・沖縄陥落・原爆などの戦災とシベリア抑留・飢餓・疎開など被害意識が先立ち、自らが被った辛酸・悲惨を綴ったものがほとんどで、対戦し、或いは侵略・侵攻した相手国民に対して加えた暴虐・非道・惨害の有様を率直に綴り悔いて語られているものは、あまり見られない。
 そういう意味では、未だ未だ戦争を語りきってはいないのではあるまいか。
自国民の事実認識や思いだけに留まらず、相手国民の事実認識や思いはどうなのかをも、互いに出し合って、各国の各国専門家同士の共同研究の収録とともに市民レベルで互いに語り継いでいくことが必要だろう。

2013年08月08日

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                   佐野パーキングエリアにて

2013年08月11日

政権党とその対極政党の価値観―庶民の価値観に近いのはどっち

 安倍首相は「美しい日本」「強い日本」「日本を取り戻す」、憲法といえば改憲・「自主憲法」の制定、教育といえば「国を愛する心を涵養」「伝統・文化の尊重」、参拝といえば靖国神社(参拝できないのは「痛恨の極み」)、外交といえば「価値観外交」―「価値観の共有する国々との友好・協力」、国内外の価値観の異なる国や共産党は除け者にするか敬遠する、といったように非常にイデオロギー的(価値観・歴史観へのこだわりが強い)。
 キリスト教徒のアメリカ人・ヨーロッパ人、イスラム教徒、中国人・韓国人・北朝鮮人など、どの民族・国民とも価値観には違いがあるが、アジア諸国それにアメリカも日本の右傾化(古い価値観への偏り・歴史認識の隔たり)―戦後レジームの否定、戦前レジーム(侵略戦争・ファシズムも)肯定、反中・反朝ナショナリズム・国粋主義―に警戒感をもっており、安倍首相の価値観外交には必ずしも同調はしておらず、むしろ孤立しかねないとさえ危惧される。 

 価値観―どのようなことに価値を認めるか、どのような価値を重視し優先するか
   おカネ、商品、経済的利益・利潤、市場、企業活動の自由、競争力、
   国家・公益・公の秩序
   人間性―自由、人権、生命、
   地球、自然
   民族・血統
   戦争・軍事・軍備   
   安全保障(国家安全保障か人間の安全保障か)   
   コミュニティー
   学問
   倫理(善)・正義
   
(1)安倍自民党の価値観(大切にする価値)
 ①資本主義の自由―利潤追求・企業活動の自由・・・・市場原理至上主義(新自由主義)
          (派遣労働など非正規雇用、解雇、労働時間・残業などの規制緩和)
        競争、経済効率、原発(命の安全より産業経済・「安い電気料」)
        稼得能力・世襲財産・幸運による富・利権・地位の獲得(格差容認)
 ②パワー・ポリテクス―軍事(集団的自衛権の行使など)・軍備・同盟
 ③戦後レジームよりも戦前レジーム(回帰・歴史逆行)
               現行憲法より「自主憲法」(改憲)
        天皇・国旗・国歌―権威   
        靖国神社(戦争神社―皇国に身を捧げた戦死者を祀る―戦犯も合祀)尊崇       
        公益・公の秩序(国民の自由・権利はこれに反してはならない)
        伝統的な共同体(家族・親族・地域)
 ④教育―企業と国家の人材教育―管理・統制・・・・愛国心教育・テスト競争教育   

(2)安倍自民党に対して対極にあると見なされている政党の価値観(大切にする価値)
 ①人間の自由、人格・人権(平等・尊重)
              思想・宗教の自由、言論・集会・結社・表現の自由、
              生命(何よりも優先)
              生存権―健康で文化的な最低限度の生活保障―社会保障
              労働権(保障)
 ②資本主義におけるルール(民主的規制)
                     ―雇用のルール、人間らしく働ける労働法制
 ③地球環境・自然再生エネルギー(脱原発)
 ④現行憲法(立憲主義、非戦・平和憲法)
       軍事より平和外交・平和的国際貢献(友好・交流・対話)・非同盟・中立
       公正・信義(利害損得よりも)
       社会的正義
 ⑤教育―学習権・教育権(教育の自由)・学問の自由
 ⑥コミュニティー(諸個人の共同・連帯)

われわれ庶民は両者のいずれの価値観に近いと考えられるか、だ。

2013年08月12日

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                   館林市 茂林寺
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2013年08月15日

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平和      (新潟県新発田市 藤塚浜)
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                      世界遺産
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      ヒトデは2匹とも生きている
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2013年08月17日

9月のつぶやき

●サザーン・オールスターズの「ピースとハイライト」をネットで歌詞を写し取り、動画を聴いて、散歩しながら呟き諳んじた。いずれ唄えるようになるだろう。いい歌だ。
♪♪何げなく観たニュースで お隣の人が怒ってた・・・・・・
   教科書は現代史を やる前に時間切れ 
               そこが一番知りたいのに 何でそうなっちゃうの・・・・・
   歴史を照らし合わせて 助け合えたらいいじゃない・・・・・・
            都合のいい解釈で 争いを仕掛けて・・・・
                   20世紀で懲りたはずでしょう・・・・・
        色んな事情があるけどさ 知ろうよ互いのいいとろ・・・・・・♪♪
 唄うぞ、大きな声で。
●22日稲刈りが始まった。イナゴ獲りも。籠のコオロギは夕べまだ鳴いていた。まだ生きている。
●21日付朝日新聞3面に小さめに「浪江町議会、抗議の意見書」と出ていた。全町民が避難を続けている町。首相がIOC総会のプレゼンテーションで「状況はコントロールされている」「影響は港湾内に完全にブロックされている」「健康に問題はないと約束する」などと発言したことに対して、事実に反する「無責任な発言」だと抗議したものだ。抗議が起こっているのはそこだけとは・・・・。
●NHKの「おはよう日本」でケイタイやスマホ依存症(ノモフォビア)のことが取り上げられていた。禁断症状になって不眠になったり、人と触れ合えなくなって引きこもりになったりとか。
 携帯を見ながら犬の散歩。携帯を見ながら子守。子供がかわいそう、と思ったりしたことがあったが、今日は若いカップルがともにうつむきかげんで歩いてくるのを見かけた。それぞれスマホを手にし脇目もふらずに黙々歩いているのだ。おっかしい、いや彼女がかわいそう、というか、彼氏がかわいそう・・・・・
●朝日川柳から
(11日)
 「空爆のよう五輪報道」
 「なんでもかんでも 金に換算」
 「フクシマで見得を切るほど度胸なし」
(10日)
 「コントロールしてると嘘をつくシンゾウ」
 「外国で聞く 汚染対策」
 「福島を歓喜の下に葬りぬ」
 (選者は「当欄投句の大勢は辛口。東京五輪決定祝賀ムードに水をさし、はなはだ恐縮」とことわっている)
 朝日インタビュー記事―相馬市の漁業者―「『完全にブロックされている』なんて現場を知らないから言える。国外では安全と言いながら、我々には言わない。」
●20年オリンピック東京開催決定、「祝勝」「圧勝」(イスタンブール、マドリードに対して)、「日本国民が一つになって」「オールジャパンで勝ち得た」というわけだ。
 テレビは、それで一色。「ヤッター!」と言って大喜びしている人たちだけが映っている。まさに日本中が沸き立っているかのようだ。
 IOC総会プレゼンテーションでの安倍総理の発言が「効いた」というわけだ。フクシマについては「状況はコントロールされている」「汚染水の影響は港湾内に完全にブロックされている」「抜本解決のプログラムを私が責任をもって決定し、着手している」「7年後の20年には全く問題ない」と胸を張って言い切ったもんだ。
 女房のつぶやき―「よく言うよ、嘘ばっかり!」
●「GDP4~6月年率+3.8%上方修正」―消費税、予定通り4月から増税きまりだな。あ~あ!
●5日の朝日新聞に当方の投稿が載っていた。それよりも同じ欄に森村誠一の投稿も載っていた。そっちのほうがすごい。
●秋の夜長。コオロギ。孫が、どこかでつかまえてきた小さなトカゲと一緒に、ガラス箱に飼っている。その声はコロコロ(エンマコオロギ)ではなくて、チルッ チルッ チルッ チルッ。クマコオロギのようだ。寝床の外では色んな虫が合唱している。心地よく眠れる。
 

2013年08月29日

他者を守る正当防衛論について

 新法制局長官は朝日新聞のインタビューで集団的自衛権を、「隣の家に強盗が入って今にも殺されそうだという時に隣人を守る」ということになぞらえて、「他者のための正当防衛」として認められると語った。
 しかし、「正当防衛」には急迫性と相当性の要件があり、今まさに侵害を受けているか受けようとしているという場合に限られ、単に侵害があるかもしれないと予測されるからといって予め武器を用意し待機して迎え撃つというのは、それには当たらず、また過剰防衛も禁じられている。予め「正当防衛」のための武器や防衛体制を整えておくにしても過剰防衛になってはならず、それをむやみに使用してはならないのだ。抑止のためといって武器・防衛体制を保持・強化すれば相手も同様に保持・強化しエスカレートする。それに武器・武力を持つと、対話・交渉ぬきでそれに訴えがちとなり、武器を持ちあえば殺人事件が起こりやすく、軍備を持ち合えば戦争になりやすい。アメリカは市民に武器所持が認められていて殺人事件の最多発国になっており、最大の軍備保有国であって最多交戦国。それに対して最も厳しく銃規制しており、不戦憲法を定めている我が国は武器による犠牲者が世界で最も少ない国になっている、というのが現実なのである。

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