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2008年01月 アーカイブ

2008年01月17日

三分の二再議決は許すまい

 2年4ヶ月も前に参院で否決された郵政法案を再議決させるために強行した総選挙で「小選挙区制効果」等のおかげで自派が巧く獲得した3分の2以上多数議席にものを云わせて、自分たちの思い入れだけで国民の大多数はそんなに求めてはおらず反対も少なくなかった新教育基本法・改憲手続き法などの法案を次々押し通してきた。
 それが昨年7月の参院選挙で野党議席が過半数を占めるという事態になって政府案が参院で否決されるようになったら、衆院で再議決するという挙に出、新テロ特措法をとうとう押し通した。
 衆院が3分の2再議決をやれるのは、国民の大多数が切実にそれを求めている場合であり、かつ現在のその議席が、参院選よりもより近い時点で行なわれた選挙で選ばれ、現在の民意をより多く反映している場合に限られる等、必要条件をまったく度外視してそれは行なわれた。
 「給油」自体も、アフガン民衆をはじめ諸国民は、日本に「どうしても」といって求めてなどいないものだ。民衆の眼前で民生復興支援に丸腰で働いている日本人は尊敬されても、米軍その他の軍事活動を洋上で手伝っている日本は卑怯だとしか思われないだろう。
 ガソリン暫定税率延長法案など3分の2再議決をこれ以上許してはなるまい。

2008年01月21日

井上肇著『結いのき物語』紹介

山形新書
著者― 教え子、53歳(?)
    『生活クラブやまがた生活協同組合』(旧米沢生協)理事長
    グループホーム『結いのき』(市内花沢町)理事
    市内の別な所に「たくろう所」も開設
    震災・環境ボランティア、マンガ創作など多方面に活躍       
    モットーは「市民参加型の福祉」「利用者本位の福祉」
    ホームページ―「結いのき」
           「井上はじめ」で検索すれば「気ままな日記」「旅立ちの歌」等
                            が出ている
                                        
内容―『自分たちの入りたい施設をつくろう』『自分が受けたい介護』
   『最後まで人間らしく生きたい』『最期を看取る』『終の棲家』
   『福祉活動か福祉事業か』『社会福祉は金儲けの道具か』
   『プロってなんだろう』『組合員ボランティアの力』
   『介護保険制度のすき間』   etc
手ごろな新書版、対談形式なので読み安く、一気に読めるが、内容は濃く、         
高齢者福祉やボランティアなど、広い視野・見識とともに現場感覚で語られ、福祉事業に関わる諸問題の核心がどこにあるのか、よく解る。

市内各書店の店頭に陳列  

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