米沢 長南の声なき声


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戦争根絶・恒久平和には9条改憲よりも国連憲章に軍備全廃を
2024年05月14日

 戦争―今、ガザでもウクライナでも武器を使って殺し合っている。その武器・弾薬を戦い合う一方の側に支援・供与している国もある。日本はこれらの交戦国には武器はどちら側にも供与していないが、最近は武器輸出の解禁を進めている。
 武器・兵器など軍備は、ほとんどの国が(自国に対してどこかの国が武力に訴え戦争を仕掛けてくることのないようにと)自国の安全保障・国防のために互いに保持し合っている。ところが、それが紛争・対立関係のある相手国をはじめ他国にとっては、その兵器や軍備は脅威であり警戒心や敵愾心を駆り立てることにもなる(「戦力」は保持しない丸腰しならば安心なのに)。また兵器は進歩・高度化し「AI兵器」でドローン(小型無人機)それや「自律型致死兵器」(殺人ロボット兵器)などが出現しつつあり、兵器が安価になり自軍兵士の犠牲者が減るなどハードルが低くなって作戦決行・戦争に踏み切りやすくなる。
こうなると、善良な市民はともかく、とかく政治家・為政者の中には戦争を思いとどまるどころか、紛争・交渉相手国に対して対話外交に徹するよりも武力に訴え戦争に走りがちとなる。
 戦争を根絶し恒久平和を実現するには、武器・兵器など軍備を保持したままではそれらの運用を為政者に委ねてはならず、力に訴え交戦しようにもできないように武器・兵器を廃棄し軍備を撤廃する以外にないのだ。
 日本国憲法の9条は、そもそもそれを世界に先駆けて定めているのだが、国連憲章にも我が9条と同様な軍備全廃条項を定め、各国とも軍備撤廃するようにすれば、戦争根絶・恒久平和は実現可能・・・・否、世界の諸国民にとってそれは必要不可欠。さもなければ戦争に戦争を重ね第3次世界大戦で最後まで勝ち残り生き残るしかあるまい。


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