米沢 長南の声なき声


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政治の目的と方法
2022年08月08日

政治の究極目的―(全世界の国民が共通して、一番大事なもの―普遍的な最高価値)
 人民の平和的生存権(恐怖と欠乏から免れ、平和の裡に生存する権利)の保障
 (平和とは持続可能な生命の安全)
   (恐怖とは―①自然災害―地震・津波・豪雨・洪水・パンデミック
         ②人災―戦争・原発事故・環境破壊・地球温暖化による異常気象
    欠乏とは―食料・生活手段・エネルギー・資源の生産・分配が充分行われない)

 その目的を果たすための手段(方法)
 ①民主主義的方法―人民主権―誰もが自己決定力を持ち主体的に思考して社会の意思決定に参加
 必要条件―主権者人民には「全体知」(ものごとの一面だけでなく全体を知る努力)が必要―それに必要な知識・情報・理性的判断力・責任感が必要
 そのためには、それらを提供する教育と広報(マス・メディア)が充実、正確な知識・情報と言論・報道の自由
 実状―低投票率―今回の参院選52.05% 18才は38.67%、19才は30.31%
         前回2019年は全体で48.8%
 賢人・人格者・有徳者が選挙で選ばれるとは限らない(フィーリング選挙―気分・情緒・感覚的なもので選ぶ)
 デマ・フェイク情報、陰謀論などの横行
 民主主義国だから平和国家で戦争をしないとは限らない。
  難点―衆愚政治・デマゴギー(扇動政治)、ポピュリズム(大衆迎合主義)・ファシズム(狂信的な国家主義―全体主義)あるいは分断に陥ること
  「デジタル・デモクラシーの落とし穴」―SNSで見たい情報、信じたい物語ばかりが目前に示され、SNSで誰もが発信者になれるが、特定の問題を解く手順・やり方を検索サイトで見つけ出して、考えるということをAIやそれを駆使する他者に無意識のうちに委ねる「思考の外部化」(寺島実郎)
 ②権威主義(専制主義)的方法
  暴君・暴政・好戦的とは限らず、有徳者・賢君・賢人政治もある
 ③立憲主義―個々人の自由・人権を守るために憲法によって権力(濫用・暴走)を縛る
                                ・・・・「法の支配」


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