米沢 長南の声なき声


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先ずは「撃ち方やめ!」停戦交渉
2022年06月30日

 ウクライナでは戦火がいつ果てるとこもなく激戦が続いている。火事に例えるならば、放火犯は断固追及し懲罰しなければならないが、火が燃え盛っている最中にあっては、先ずは消化し鎮火させ、類焼を防いで、犠牲者を救出するのが先決。それがどうも火に油を注いでいるような対応になってしまっている気がしてならないのだが。
 火事ならば消防隊が放水機を持ち込んで火消しに当たるが、戦闘部隊は火器を持ち込んで撃ち合う、それにアメリカなどNATO諸国が武器供与して支援をするというのは、まさに火に油を注ぐようなもので、抗戦とそれへの軍事支援はかえって戦火を呼び込む結果になるということではあるまいか。
 だから、このような対応は避け、武器を置いて不戦・停戦を決断し、交渉の場を持ち、武力を背景とはせずに、道理にのみ依拠して対応するのが、むしろ得策なのでは。
戦火を鎮火させるには「撃ち方」(戦闘)をやめ停戦するしかない。双方とも、或いはどちらか一方が撃ち方をやめれば戦闘は止み、鎮火するわけである。
 しかし、かつて戦争した日本のように「撃ちてし止まむ」で、敵を打ち破るまでやめない、やめるなら侵攻・仕掛けてきた方が先、さもなければ、やめるわけにはいかない、という心情はわかる。だからといって、居住地が戦場となり、戦火にさらされ巻き込まれて犠牲を被っている子供たちや無辜の住民のことを思うと、かわいそうで仕方ない。それに、この戦争の影響で世界の多くの人々が不安と欠乏にあえぐ事態ともなっている。
 いずれロシア側に対する責任追及は必要不可欠だが、先ずは何はさておき停戦。そのうえで双方の代表に然るべき仲介者が入って協議・収拾。一日も早く両国の和平と世界の平和回復を図ることを願ってやまない。いずれロシア側に対する責任追及は必要不可欠だが、先ずは何はさておき停戦。そのうえで双方の代表に然るべき仲介者が入って協議・収拾。一日も早く両国の和平と世界の平和回復を図ることを願ってやまない。


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