米沢 長南の声なき声


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国連で「朝鮮戦争の終結」を
2018年08月23日

 朝鮮戦争は、休戦協定は結んでいるものの、いつ再開されるか分からぬまま38度線を挟んで対峙しながら、正式な戦争終結(和平協定)はずるずる先延ばしされて今日に至っている。
 北朝鮮の非核化には、先ずはその朝鮮戦争の終結を確定して、以後再開をしないことを確約することが先決なのではあるまいか。さもないと(いつ戦争再開されるかも分からない状態のままでは)非核化に踏み切るにも、二の足を踏みがちとならざるを得まい。
 とかくすると、先ずは北朝鮮が完全非核化の具体的措置を実行すること、その方が先だといった論調になりがちだが、論理的な筋道からいえば、「戦争(再開)はもうない」といことが確定して初めて「核抑止力はもういらない」となって核放棄に踏み切れるというもの。
 先の南北首脳会談で、戦争終結宣言を年内に行う方向で合意し、米大統領に対してもそれを求めている。
 それにつけても、先ずもって朝鮮戦争の当事者(参戦国)がそろって、それに合意しなければならず、その参戦国といえば北朝鮮とそれを支援した中国、それに対する米韓その他英仏など合わせて16ヵ国もが国連軍として参戦している。だとすれば、休戦協定の際にもそうだったが、協定の調印は、国連軍側は米国が代表して行うとしても、この朝鮮戦争終結については国連の場で(安保理や総会)で協議、終戦宣言採択をやって然るべきなのではないだろうか。


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