米沢 長南の声なき声


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米朝首脳会談の一視点
2018年03月16日

 論壇誌「世界」2月号で、ティム・ショロックというジャーナリストの方が次のようなことを指摘していた。「米当局者たちは、北朝鮮が核開発プログラムを破棄して初めて対話は開始できると主張し続けている」が「それは北朝鮮に降伏しろと言っているようなもの」、朝鮮半島の危機打開の「もっとも重要なステップ」は米朝が和平協定を結んで朝鮮戦争以来の戦争状態を終わらせることだ。そうすれば両者とも核開発プログラム凍結についての対話を始めることができ、交渉の中でそれぞれの問題を解決することにつなげられる」と。また同誌には、柳澤元内閣官房副長官補も「戦争状態の解消に向けた和解を通じて北朝鮮が核を持つ動機をなくす以外に解決はない」と書いている。
 当方もかねてそう思って昨年投稿し、「どうしてそこのところを問題にしないのだろうか、どうも解らない」と提起したことがあったが、やはりそこのところを問題にして論じている識者がいるではないか。それにつけても日頃目にする新聞・テレビには朝鮮戦争終結の和平交渉に視点を向けた論評は依然として見られない。そんな話は二の次で、あくまで核放棄が先決だというのだろうか。


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