米沢 長南の声なき声


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2016年08月01日

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                   小野川温泉の近く 「田んぼアート」
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9月のつぶやき
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●「日本社会が政治をタブー視して、政治の話をする人間を面倒くさいヤツだと敬遠される」(コラムリストの小田嶋隆氏)。だいぶ前、元NHKアナウンサーの鈴木健二氏が出した本(『気くばりのすすめ』だったか)に「人とうまく付き合うには政治と宗教の話は避けることだ」といった意味のことが書いてあって、当方も、「なるほどそういうものか」と思って心してきたものだ。ただ社会科の教師だったので、政経や歴史の授業でそこをまるっきりはずすわけにはいかず、生徒にはそれなりに教えてはきたし、教科書に書いてあること以外に「余計なこと」まで取り上げなくても、自分の頭にはバックグラウンドとしてしっかり入れておかなければと思って新聞やテレビニュースはじっくり見て、文献資料も読み勉強はしたものだ。なので、おのずから政治や社会には未だに、必要以上に(「普通の」人から見れば)興味・関心はあるのかもしれない。それだけに、人と付き合って、その人が政治問題や戦争の実相に無頓着・無頓着だったりすると「いらつく」ことがある。
 日本人って、いったい民度(国民の知的レベル)が高いのか、低いのか。政治と宗教と戦争の事を除けばトップレベル(?)かもしれないが。
 我が家の身内の面々(いずれも高卒以上で大卒もいるが、当方と女房以外は、勤めから疲れて帰ってくる)を見ても、新聞・テレビの政治や社会問題に関するニュースはチラッと見るだけで、子どもと一緒になってバラエティー番組か、サッカー中継などしか見ない。スマホはしょっちゅう見ているが、当方のこのブログなど誰も見やしない。当方はといえば、スマホもケイタイも使えず、新商品・新用語もサッカーなどの戦術・ルールもよく知らない、そんな爺のことを時代遅れのボケ老人とでも思っているのだろうな(?)。
 こんな我が家は特殊で平均以下なのかもしれないし、日本人はこんな低レベルじゃないと言われるかもしれないが。
 アメリカの民主主義もさることながら、日本の民主主義って果たして真ともなのか、衆愚政治になってはいないのか。「お任せ民主主義」という向きはあるが、「アベ自民党にお任せ」ってこと?
●12日NHKニュース、世論調査―アベ内閣支持率57%、不支持26%
  各党支持率、自民党40.2%、民進8.3%、公明4.3%、共産2.5%、維新1.9%、社民0.4%、こころ0.2%、特になし36.0%
憲法改正、必要31% 必要なし29%、どちらともいえない 32%
などの調査結果。安倍内閣の高支持率、一強多弱が際立つ。それに改憲賛成が反対を上回る。
この間、通常国会が6月1日閉会以来、7月参院選・都知事選があって、8月のアタマに臨時会が3日間だけあっただけで、ずうっと開かれていないのだ。
 首相は国内外で諸行事が相次ぎ、いかにも多忙で、ほとんど毎日のようにテレビ・新聞に出る。小池新都知事もだが。それに引き替え野党は一体何をしているのだろう。民進党はこのところの代表選出で3人が出てくる以外、あとはどの野党もマスコミ・メディアには出る幕なし、というより出してもらえない。
折から、北朝鮮のミサイル発射に核実験。「戦争できない」憲法を「できる」憲法に変えた方がいい、という気にもなるわけだ。
 アベ自民党は労せずして一方的なプロパガンダ効果にありつけているわけだ。
 世論調査には、庶民はこういうマスコミ・メディアだけを見て、判断して回答しているわけだ。「安倍内閣?自民党?いいんじゃないの、他に替われる党も人もいないんだから」と。
●こちとらは、誰もいない田んぼ道を、憲法の歌を唄いながら、今日も歩き続ける。♪ the Japanese people forever renounce war(日本国民は永久に戦争を放棄する)・・・・ ♪
●YAHOOニュースに「安倍マリオ、G20各国首脳に好評」と。例のリオ五輪閉会式でのパフォーマンス。「日本政府高官によると、会議の合間に多くの首脳が安倍首相に『ミスター・マリオ』とか『アベ・マリオ』と声をかけた」んだって。まさに「アベノリンピック」だな。
 何でもプロパガンダ(宣伝)に利用。それにメディアが呼応
●台風一過、実りの秋が来たな。



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