米沢 長南の声なき声


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マスコミは各党の憲法観を解説して
2016年04月12日

 10日(朝日新聞)の投稿「今夏の選挙は憲法改正を争点に」とのご意見に同感です。そこでマスコミは選挙に際して投票すべき各党が、それぞれどのような現行憲法に対するスタンスを持っているのか、とりわけ9条について各党の考えが有権者によく分かるように解説記事を掲載するようにしては如何なものだろうか。
 世論調査では憲法と9条について改変の是非を問うているが、3月の本紙調査では安倍政権の改憲姿勢を「評価しない」の方が多く、4月の18・19歳を対象にした調査では「憲法は変える必要がない」と「9条は変えないほうがよい」がともに大半を占める。なのに政党支持では憲法の大改変を打ち出してしている自民党が圧倒的に支持率が高い。その矛盾は、有権者は各党が憲法と9条にどういう考えを持っているのかをよく周知していないか重視していないところからきているのでは、と考えざるをえないからだ。
マスコミは、各党が現行憲法と9条をどう考えているかを有権者がよく分かった上で政党を選ぶようにすべきだろう。
 とかくテレビやSNSで断片的に目にする程度のイメージで判断する向きが多いと思われるので、新聞はより丁寧で詳しい解説記事を提供して然るべきなのでは。
 各党はどのような基本理念をもっているのかを見分けるうえで、それぞれ現行憲法に対してどういうスタンスを持っているのかを知らしめることは政党を選ぶ上で核心的な判断材料だろうから。


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