米沢 長南の声なき声


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「政府の思うまま」はマスコミにも責任
2015年12月15日

 先(朝日新聞「声」欄)の投稿に『野党は一体何をしているのか』というのがあって、「安倍首相一強で」「野党の影はあまりに薄い」と。朝日川柳に「『まいにち、晋三!』はご勘弁」というのもあった。
 投稿には「新聞は特定意見だけ掲載するな」というのもあったが、NHKなどのテレビのニュースなども、取り上げられるのはほとんどが首相の国内外での活動と軽減税率をめぐる自公のかけ引きなどに大部分が割かれ、野党はといえば、民主党と維新の統一会派への動きだけで、あたかもそれしかないかのよう。
 しかし、たとえばこの間(9日)、国会内で「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める」市民5団体と5野党の3回目の意見交換会が開かれており、その中で「市民連合」の結成と参院選での野党共闘を求める提案がおこなわれている。ところが、これらに関して主要マスコミはほとんど無視。
 投稿者が指摘する「政府が思うままの感すらある」というメディア状況には、このようなマスコミにも責任があるのではあるまいか。


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