米沢 長南の声なき声


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「中国へのイエローカードだ」は暴論
2015年11月06日

 10月31日の投稿について、それは、中国は「独善的な怪物に成長した」一党独裁国家で公海の不当占拠、札束外交・砲艦外交、人権無視・少数民族弾圧等いずれもが不公正であり、それに対して米国の方は人権重視・国際法尊重・他国の主権尊重、公平な普通選挙等いずれもが真ともなものとして論じている。そしてパクス・アメリカーナ「歓迎」、米国による国際秩序の方が「まし」だとして、覇権主義は「よいとは思わない」と言いながら、米国のそれを肯定している。
 そのような論評は、それぞれの国や海域の実情・実態・歴史的経緯をよく調べた上での確かな検証に基づいたものか不明であり、一つ一つ必要な理由・根拠の説明を抜きにして、一方的に「やりたい放題」などと決めつけて論じているように思われる。
 尚、南沙諸島は大戦までは日本が台湾とともに領有。(アメリカはフィリピンを領有していたが、そこに南沙は入っていなかった。)日本敗戦後、中国が領有権主張するも、12島のうちベトナムとフィリピンが5島づつ、マレーシアと台湾が1島づつ実効支配(それぞれ飛行場建設)、それがゼロだった中国が干出岩に人工島建設に乗り出している、という経緯がある。
 投稿者に、これらの事実認識はあるのだろうか。


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