米沢 長南の声なき声


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安保法案―米沢市議会はどうしたことか
2015年08月03日

 安倍内閣の安保関連法案に対して、全国自治体のうち300を超える地方議会が意見書を採択しているという(「賛成」の意見書は8議会、「反対」の意見書は144議会、「慎重審議を求める」意見書は181議会)。本県では山形市・尾花沢市・南陽市が「反対」の意見書、天童市・河北町・西川町・真室川町が「慎重審議を求める」意見書を採択、県議会と新庄市議会などは継続審査、それに鶴岡市や三川町など不採択となったところもあるが、米沢市議会が何もないのはどうしたことか。
 米沢市は昭和63年以来「平和宣言都市」。この大問題に対して米沢市議会の議員として、市長として意見があって然るべきだろう。米沢市議会は昨年12月「集団的自衛権行使に反対する意見書」請願は総務常任委員会で、賛成少数で不採択になっているが、その後、市会議員は改選され、安倍内閣のこの法案の国会審議が開始されて、既に衆院で強行採決はされたものの様々な問題点が明らかになり、世論調査では反対が6割、慎重審議を求める意見が8割という状況の下、現在参院で審議中という段階に至っている。今、この国会審議・採決が終わらぬうちに米沢市議会としても、改めてこの問題を真剣に取り上げ、議論の上、何らかの態度を表明しても可笑しくないのではあるまいか。


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