米沢 長南の声なき声


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ノーベル平和賞をもらえるためには
2014年04月22日

 神奈川県内の地域9条の会など市民の間から「憲法9条にノーベル平和賞を」とノーベル賞委員会に推薦した提案が受理され受賞候補者リストに登録されたという。受賞されるのは個人か団体に限られ、この場合は日本国民とのこと。しかし、それを本当に喜べるのは受賞が決定したらの話で、そのためには日本国民にそれに相応しい国際平和への貢献努力と実績がなければなるまい。日本政府にその努力実績があれば、授賞式には首相が代表してもらってこれるというものだろう。ところが今は、安倍首相は「積極的平和主義」を掲げるが、それは軍事貢献が主で、とても平和貢献とは言えないどころか改憲さえ企図していることが国内外に明らかになっている。そして国民の努力はといえば、その改憲を阻止し9条を守ることで精一杯。
 平和賞を本当にもらえるためには9条の精神に徹した非軍事・平和外交を政府に仕向ける運動とともに民間による平和外交の積極的展開、それに例えばペシャワール会の中村哲氏らのような平和貢献事業の展開もなければなるまい。
 ノーベル賞をもらうことが自己目的ではないが、我々日本国民にはそのような努力があって然るべきなのでは。
 今は、改憲を阻止し、9条を守ること自体が大事なことは言うまでもないが。


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