米沢 長南の声なき声


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2月のつぶやき
2013年02月01日

●恒例の雪灯篭祭りも終り、道路の大掛かりな除排雪も終わったから、あとはもう、と思いきや、また降り積もった上に今も横殴りに雪が降りしきっている。女房は今日もスノーダンプで「えんやこーら」・・・・・
 「ご苦労なこったな」とつぶやく当方を、「つぶやくしか能がないのか」と口説く女房。「せめて自分の買い物ぐらい行ってくんだで!ワインと歯間ブラシついでにパン一斤もな」「ハイハイわがったよ」
吹雪を突いて歩道に積もった雪をこいでスーパーへ。ほうほうのていで帰ってくると、女房は未だスコップをもって外にいた。「孫のために雪像つくってやっか」というと、「そんなことやってる場合か、たくもう」と。
 それにつけても、よく降るもんだ。
●今は毎日、孫たち兄妹弟とその親たち、彼らに世話をやく女房を見るにつけ「体罰・いじめ・虐待」問題を考えさせられ、かつて自分がやってきた子や生徒たちへの対応を反省しつつ、考えながら孫に接している。「じじ、また怒った」「怒られるようなことをすっからだごで!」、「ほーら、怒ってばっかり・・・」「んー・・・」
●体罰問題について評論を出したが、かく言う自分には苦い体験がある。生徒や我が子・孫に対して。「停学とビンタのどっちがいい?」と言って、「ビンタがいいっし」と答えたのでバシっとやった。彼らとOB会で飲むとその思いで話になる。
 外部講師の講演中にいちばん後ろでヘラヘラ私語を続ける生徒を怒鳴るわけにもいかずゴツンとやったら骨折。当方の手が。(つぶやき)「ちくしょう!なんという石アタマ、いや自分の骨のもろさよ」。
●血圧の薬がもう一個追加されて一週間になるが、どうやら150以下に下がった。塩分はなるべく控えることにして、醤油の替わりポン酢。
●市内唯一の映画館(ワーナー・マイカル)で「レ・ミゼラブル」を見てきた。洋画でミュージカル、字幕スーパー。歌唱・音響・迫力などに湧き上がる感動を味わえた。
 少年の頃、読んだか講談社の「ああ、無情」。高校生の頃は映画があった。ジャン・ギャバンがジャン・バルジャン、コゼットがマリア・シェル、マリウスがアラン・ドロンだったと思う。テレビ映画―アンソニー・パーキンスがジャベール警部―もあって、ダビングしたビデオを、学校で生徒に何回も見せた。
 小学生の孫には、去年、本を買ってやっていたが、熟読してはいないだろうし、洋画でミュージカルのこの映画はやはり無理かな。
 家のテレビ(Bsプレミアム)で「警察日記」を見た。昭和30年の白黒映画。森繁久弥・三国連太郎・殿山泰冶、十朱久雄・三島雅夫・東野英次郎・伊藤雄之助・沢村貞子・左卜全・多々良純、子役で二木てるみ、それに初デビューの宍戸錠などの面々。なんとも懐かしい。あの頃、親父も自治体警察の警察官だった。
 映画は、磐梯山の景色を背景に、町の警察署に展開する人間模様―警察の「厄介」になる庶民(万引き・無銭飲食・捨て子・人身売買など)とそれに対応するお巡りさんたち―を人情味豊かに描いている。アタマがおかしくなった元校長先生―「戦闘帽」とゲートル(足に巻き付ける)姿で、空を飛び去る鳥を見てはメガホンで「空襲警報、解除」と叫び、自衛隊に入隊する若者と駅のホームで見送る人たちを見ては後ろで小旗を振って「バンザーイ」と叫ぶ。ボンネットバスに花嫁が乗り車内で酒がふるまわれ、運転手もハンドルを片手にしてごちそうになる・・・・・なんとも平和な時代だったんだな。
●サラリーマンの小遣いは月平均4万円弱(30年前と同じ水準。ピーク時バブルの頃は7万円台だったそうな)。今のこちとらの小遣いは?先月はスナックに一回(付き合いで)。孫たちに小さなお土産。高い本一冊。インターネット代(毎月5,250円)、新聞代、あとは医者代。もう一つインターネットのkinkin.tvの視聴料(月1,050円)もあったな(3月で放送打ち切りなのに、6月までの半年分振り込んでしまった。払い戻ししてくれるかな・・・)
●血圧がやはり高い。定期健診で血糖値・コレステロールはまあまあだが、血圧が高く、医者に確かめて薬を服用することにした。コレステロールの薬は以前から飲んでいるが、血圧の薬も一粒づつ飲み始めて一週間になるのに、まだ高い。今、昼飯前だが160以上もある。朝は170。1つじゃ足りないのかも。
 いったい何でだろう。女房は「イラついてばかりいるからだべ」というが。


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