米沢 長南の声なき声


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12月のつぶやき(上に加筆)
2012年12月10日

●ああ、右傾化内閣
増税路線、原発再稼働路線、構造改革路線、改憲路線、どうなるものかわからない日銀の建設国債の大量引き受けによる物価引き上げと大型公共事業など副作用を伴う劇薬策。
 対中韓外交は当面タカの爪を隠し、尖閣・竹島はしばらくは膠着状態。
 しかし、学校などでは、日の丸・君が代に「右ならえ!」、テスト・テスト・競争・競争。先生も生徒もギスギス・いらいら・うつうつ。
 「冬の時代」到来。ああ嫌だなあ・・・・・・
●自民党の得票率は全有権者数からみれば小選挙区では24%台、比例区では15%台にすぎず、前回選挙の時よりも得票数はむしろ減らしている。
 ところがマスコミは何かにつけ「圧勝した自民党は・・・・・・・」と解説する。それを耳にする人々は安倍自民党が圧倒的な支持を得たかのように錯覚する。これがまた世論誘導になっている。国民の圧倒的な支持を得ている安倍政権のやることに間違いはあるまいと多くの人が思ってしまう。
世論調査では選挙直後よりもその後内閣が発足した直後の方が自民党の支持率が増えている。
 それにつけても、安倍政権下に改憲連合が形成されつつあるのに、護憲連合への動きは全くない。社民党は、例によって共産党に背を向けて未来の党と組もうとしている。ところが、その未来の党も分裂。いったい何をしてるんだろう。
●朝日川柳より
         「外堀埋めて攻める9条」(前安倍内閣で国民投票法、今度は憲法96条)
         「世論調査 世論操作に見える日々」(投票日前のもの) 
 「かたえくぼ」
         「『自民圧勝・維新躍進』 窮状です―平和憲法」
  自作     「『自民圧勝』 虚構です―小選挙区制」
        「NHK4党以外は出る幕なし」(投票日翌日夜の番組には自・公・民・維だけ)
  女房作   「原発事故 も一度繰り返さぬと身に沁みぬ」      
●朝日川柳より。
         「原発とあれだけ言って結果これ」
         「平成の世にこれほどの紋次郎」―投票率(あっしには関わり合いのねえこって)
 「かたえくぼ」(小話)
         「『自民が圧勝』 タカ笑い―安倍総裁」
                                 うまい!
●国民はABCDの4層に分類されるという。小泉内閣が「郵政選挙」前、「メディアを使って選挙戦をどう戦うべきか」という分析を頼んだスリードという広告会社が考えたもの。(インターネットで調べられる。)
 A層は政治家・有識者・大手メディアの人間など社会的地位が高く、IQも高く、小泉構造改革への関心が高い層。
 B層は主婦層・若者層・高齢者層など大衆で、比較的IQが低く、マスコミ報道に流されやすい層。具体的な政策よりも人気によって政治家を支持する傾向にある。
 C層は、IQは高いが、小泉改革に慎重な層。
 D層はIQも小泉改革への関心も低い。
としたうえで
 A層は、マーケティングを駆使して積極的にB層向けの商品を作り続ける。選挙戦もB層をターゲットにして戦うべきだと。

  「俺はどの層かな。A層でないことは確かだが、C層でもないか」と言うと、女房、「D層だべ」と。
 ん?
   ああ、日本を動かしているのは、やっぱりA層とB層なのか。

 これで、いずれ比例区の議員定数が削減され、少数政党の議席は奪われて、改憲派が3分の2以上になり、まず96条の改憲発議要件が3分の2以上の賛成を要したのから過半数だけで改憲できるようにされる。そのうえで次々と変えられていって9条まで変えられるんだな。ああ、ああ・・・・・・・・・
安倍自民党が石原・橋本維新の会で有利に展開
 国内の閉塞状況、対外的にも危機的状況下で国民の不満・不安をすべて現政権の民主党に押し付け、民主党政権のせいにして自らに有利に展開。
 デフレ不況、消費税増税、大震災・原発災・・・・対米問題(普天間問題・オスプレイ問題)、対中危機(尖閣をめぐって緊張、経済関係悪化)、対北朝鮮問題(ミサイル打ち上げ)、対韓国・竹島問題・・・・これらはすべて民主党の責任に転嫁。維新の石原党首は北朝鮮によって拉致が起きたのは9条のせいだと改憲を煽っている。

 中国・北朝鮮などに対しては「脅威!脅威!」、「領土・領海は断固として守る」「毅然として」対処すると言って警備活動の強化と自衛隊・日米同盟の強化を言うばかりで、具体的な打開の手立ては全くない。それはかえって緊張を激化させるだけであり、日中関係はさらに悪化の一途を辿るばかりで、北朝鮮の拉致被害者は帰って来れなくなるばかりになる。
 また、金融緩和、建設国債の日銀引き受け、「国土強靭化」公共投資など、それらは一時的カンフル剤にはなっても、再び国の借金をさらに膨らませるばかりとなる。

 安倍自民党と維新の会とのタカ派路線は相乗効果を発揮し、改憲の動きも加速するだろうし、一億総タカ派・右傾化になりかねない。
 世の中、ますますギスギス、閉塞状況はさらにひどくなる。職場でも学校でも施設でも締め付けがひどくなる。
 ああ、この国は・・・・子どもたち、孫たちが可哀相でならない。

●北朝鮮、ミサイル発射予告。女房いわく、「原発何十か所もあって、攻撃さっちゃらどうすっこど。数打ちゃ当たる、ちゅうもんでないの」。んだな・・・・・・・
 たしかに危ない。迎撃ミサイルで撃ち落とせる?発射前に敵基地攻撃をかける?こっちも核ミサイルを備えて抑止する?それで防げるの?阻止できるの?
 愛川欣也の「パックイン・ニュース」(インターネット・テレビ)でパネリストの田岡氏(軍事ジャーナリスト)が語るには、あれは彼らが言っている通り人工衛星打ち上げ用ロケットで、弾道ミサイルとは別物だと。目的は国威発揚だろう。軍事用ミサイルなら、あんなふうな発射台に据え付け燃料注入に時間をかけたりしない。それに迎撃ミサイルは軌道に乗って飛んでくるミサイルなら撃ち落とせるが、失敗して軌道からはずれて、どこに落ちてくるかわからない(軌道計算ができない)ものに撃っても当たりはしない。当たっても残骸がバラバラになって落ちてくるだけのこと。あんなテポドン(長距離ミサイル)なんかでなくても、ノドンやムスダン(中距離ミサイル)は既に多数実戦配備しており、日本を射程におさめているのだ、と。
 だとすれば、日本のあちこちに同時に飛んでくるミサイル(ノドン)を迎撃ミサイル(PAC3など)で全て命中させて撃ち落とすことは不可能だろう。やはり「数打ちゃ当たる」ということか。
 こりゃ大変だ。 原発は止めておかなければ。
●愛猫は、約一週間、居間に横たわったまま、当方の留守中、ついに息を引き取った。小学生の孫たちは大泣きしたという。それを聞いて涙がでた。身体に障害(片手が欠損)を持った猫だった。当方が餌係りだったが、その役目も終わった。これまで犬2匹・猫5匹以上も葬った勘定になるが、今は犬(ミニ・ダックスフンド)1匹だけが残った。
●血圧―自家で一か月以上、途中、血圧計を買い替えて続けた測定記録。計器と記録簿を医院に持って行って医者の目の前で、自分の計器で測ってみてと言われて測ったら何と200以上も。しかし、医者が医者の計器で測って言うには普通にしていていい、薬などは飲まなくてもよいとのこと。まあ、ほっとした。帰ってから測ってみたら、やはり130台でどうということはなかった。日課が血圧測定から解放されて、毎日測らなくなくて済むようになった。
 猫のほうが具合を悪くして、3~4日餌を受けつけなくなって寝転がっているだけ。居間の炬燵の脇で絨毯に寝転がったまま排尿。その始末をしながら女房が言うには、老衰でそのまま逝くのだろう、医者に連れて行って延命などしても、かえって可哀そうな思いをさせるだけだと。一番上の孫が生まれる前から飼われていたから、齢13~4年。かく言うこの俺はあと何年?この月誕生日が来る。


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