米沢 長南の声なき声


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未来の党が護憲派ならば
2012年11月29日

 「未来の党」が「卒原発」を求める人たちの「受け皿」として結成された。そこへ反消費税増税・反TPPなどを掲げながら脱原発で一致する小沢氏・亀井氏らの党派、それに「みどりの風」が合流することになった。
 しかし、国民が国政に対して切実に関心を寄せている問題は様々あり、選挙の争点は他にもある。それら個々の課題に対応するにも一貫した基本理念で共通するものがないと、単なるご都合主義で「野合集団」といった誹りを免れない。その理念とは憲法に対する考え方にあると思われる。そういう基本理念に基づいて原発や消費税あるいは外交・安全保障・社会保障・教育など個々の課題への対応や政策が選び取られ、違いが分かれる。自民党や維新の党などのタカ派的な政策(強硬外交・軍事主義、競争主義・管理主義など)はいずれも現行憲法に対する否定的な考え方・改憲志向と重なる。
 未来の党は、自民や維新など改憲勢力に対して護憲の立場で、現行憲法の平和主義とリベラルの理念に立って「卒原発」「守暮らし」などの諸政策を打ち出し、一致する諸政党を結集、或いは互いに連携・協力するようにしてほしい。即ち護憲勢力の一翼ひいては結集軸になってほしい。
 そうすれば、自公民・維新などに対して、それこそ「本当の第3極」たり得るだろう。


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