米沢 長南の声なき声


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領土問題の教育のあり方
2012年09月23日

 まず、「そこは日本領だ」ということをきちんと教えること。しかし、隣国も「そこは自国領だ」と主張していて、対立・論争があり、トラブルも起きている、ということにも言及しなければならない。そこで、その領土問題はどう解決したらいいか。それを考えさせること。
 その解決方法は三つ。①国際司法裁判所で決着。ただしそれは相手国が応じなければ裁判は始まらないので、その点が難しい。②両国間でよく話し合って決着。この場合は、漁場や海底資源の共同的な利用・開発など譲り合えるところは譲り合って、五分五分でも決着(協定にこぎつける)。ただしそれには、両国政府のみならず両国民の間で、色んな場面で互いに交流・対話を重ねて友好・信頼関係を築いていかなければならず、それなしには譲り合いも合意も成り立たない。③ケンカ(戦争)で決着。この場合は、たとえそれに勝ったとしても人命その他に大きな損害がともなうし、その後にわたって、「いつか奪い返してやる」という遺恨を残すことになる。
 これらのうち、どの方法がいいのかを考えさせる。そこが肝心なところだろう。
 この問題解決には「将来世代の知恵」が求められているのだから。


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