米沢 長南の声なき声


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7月のつぶやき(随時、上に加筆)
2012年07月01日

●デモ行進が終着地の新宿中央公園に着くと、入り口で新聞号外を配っていた。「赤旗」だった。受け取ってチラっと見てみると、何と、さっき行ってきたばかりの代々木公園、そこに集まった大群衆を空から撮った写真が大きく載っていた。そういえばあの時上空には数機のヘリコプターが旋回していた、そのうちの1機が撮ったものだろう。
 米沢に帰って翌日、コンビニや図書館で各紙をチラっと見てみると、毎日新聞だけ1面上段に似たような空撮写真が「赤旗」のそれより4分の1ぐらい小さく載っていた、それ以外は朝日が3面(社会面)に地上から広角レンズで撮った会場風景、読売は3面に空撮写真が白黒で小さく、日経は3面に写真なしの小さな記事だけ。マスコミ各紙のスタンス(いったい誰の立場に立っているのか)がうかがわれた。
 もう一つ、代々木公園会場付近で配られた一枚の小さな新聞があった。家に帰って見てみると、何と「革マル派」の新聞だった。60~70年安保闘争当時「全学連」を主導していたものだが、まだ生きていたんだな、という感じ。新聞には「野田政権を打倒せよ!」「全原発・核燃施設を廃棄せよ!安保強化・大増税を許すな!」と書いていながら、「共産党中央の『自然エネルギーへの転換』要請運動をのりこえ闘おう!」とも書いてあった。相変わらず反共に徹しているふうだ。
●バスで東京にさしかかったら、車窓からスカイツリーが見えたと思ったら、はるか彼方の山並みの間に一際高いコニーデ型の山が見えた。どうやら富士山のよう。最近パステルで描いて毎日居間に座って眺めている富士山の絵は上部が白い雪山だが、この日に見えたのは残雪が何筋か残っているだけの夏山だった。そういえば富士山の「怒り」もあるのか?
●東京で「さようなら原発10万人集会」。当地(置賜地区)の実行委員会がしたてたバスに便乗して行って来た。そして、「政府は国民の声を聞け―!」「原発再稼働はんた―い!」「原発は要らな―い!」と叫んできた。
 「声なき声」でつぶやいてばかりじゃいられない。
●今日の「朝日川柳」から
 「海怒り天怒り次何怒る」・・・・「地怒る」「民怒る」と来るのでは?
 「都と政府尖閣領有競い合い」・・・なるほど、困ったもんだ!
●今日の「朝日川柳」 
 「どじょうには音に聞こえる人の声」
 「音として妻の小言を聞くを知り」      うまい!
●新聞の「声」欄に載っている川柳やコントに溜飲を下げるようなのが、しばしば見られる。
 「橋本を上げ下げ稼ぐ週刊誌」
 「知事市長次は総理と書き立てる」
 「どこまでも主役でいたい天の邪鬼」(国ではないと都知事)
 「日中間 暗示するよなパンダの死」
 「『尖閣購入』全然興味ない―シンシン」(都知事は「パンダなんか全然興味ない」と言っていた。)
 ●女房から「サクランボ泥棒」の話しを聞いた。たった一掴み。なのに、そこ(サクランボ畑)のカアちゃんが泥棒を捕まえて表彰(?正確には、発見して通報した方が「感謝状」)を受け、新聞・テレビにも出た、それが米沢では、どうやらひんしゅくを招いている、という話し。
 図書館に行って新聞を確かめてみると、現場の近くにいた婦人が見つけて所有者の夫人と警察に通報して、男を夫人が取り押さえた、という。夫人が男に「何しった」と訊くと、「『悪かった、腹が減って食べた』と力なく答えた」と。しかし、サクランボは「手がかかる貴重な収入源」、被害拡大を食い止めた「お手柄」、と書いてあった。
 被害はサクランボ5~7個(200円相当)。男の名は・・・新聞には実名、本籍が書いてある、66歳、住所不定、新聞には福島から歩いて来たとあるが、大阪あたりでホームレスをしていたらしく秋田方面に帰る途中だったらしい。
 我が家の小学生の孫には、ジャン・バルジャン(パン一個で何年も刑務所に入れられた)の話をして聞かせた。
 そして、地元紙にこの一件で投稿した。「ああ無情」と。
●女房が大学ノートに「つぶやき」を綴り始めた。誰も読まない当方のブログと同じだろうが、書いていることは、どうせ大半は亭主と孫の親たちへの口説きだろう、と言ったら、「そんなことはない、ボケ防止のため、その日あったことを書いているだけだ」という。
 しかし、覚書として役立つこともあるだろう。「あの時、誰それがこう言った」とか「こういうことがあった」とか。
 隣地との境界(隣地との境が、官地になっている通路で隔てられていて、その中央線に杭が3本打たれている)をめぐってひともめあった。尖閣諸島をめぐる日中紛争みたい?(女房にはそれなりの記憶と言い分があったが、隣人は「そんなことはあり得ない、あの時、貴方も立会っていたはずだ」と言われ、「当方はバカだから覚えていない」と言った。)そのような場合、覚書をちゃんと書いておけばよかったのだな、とつくづく思った。女房は「つぶやきノート」に、自分の記憶と言い分を、図示しながら書き綴り、その夜「眠れなかった」と書いたという(「文章は読まねたてええがら、図だけ見て」と言って見せた)。
●いよいよ真夏。猛暑・停電になるのか。大飯原発の再稼動のおかげでしのげた、ということになるのか。
 消費税増税法案は参院でも可決・成立するのか。
「維新の会」「小沢新党」その他どんな新党ができるのか?
 ああ、気が気でない!孫たちが心配で。


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