米沢 長南の声なき声


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11月のつぶやき
2011年11月02日

●「大阪秋の陣」はファシズム方が大勝した。ファシズムとは多数派独裁・強権支配のことだ。
 なんでこうなるのか。それは生業も暮らしもままならなくなり、夢も希望も閉ざされている現状(閉塞状況)に多くの人々が不満を募らせている、そこに「大阪都構想」―「二重行政の解消」「大阪市役所の解体」なるものを持ち出して人々に変革の夢をかきたて、あわせて教育基本条例・職員基本条例をかかげて、既成政党・既存の役所職員・教育委員会・教職員らにそれらを突きつけ、反対者を「既得権益にしがみつく抵抗勢力」にしたてて攻撃の矛先をむけ、バッシングを煽る。その手法が効を奏したということだろう。
 それに「どうなるか分からないが、とにかけやらせてみよう」という賭け―いわばカジノ選挙の側面も。
 これから大阪には冬の嵐が吹きまくる。「起立!右向け右!君が代斉唱!」逆らうとクビ・・・か。「府市合わせでみんな幸せになる。不幸せになるのは逆らう奴どもで、『勝ち組』に従わぬ『負け組』ども」・・・というわけか。現東京都知事と「大阪都」勢力その他が組んでファシズムの天下をめざすというのか?
●高田松原7万本もあったのが、たったの一本だけ残った。ところが、今日、その根が塩水で腐って、水と養分を吸えなくなり、枯れが進んで回復が困難になっているとのニュース。・・・なんということだ。
●NHKスペシャルで、「助かった命が、なぜ―被災者が相次いで自殺」を見て、女房「わかる。先のことを考えてしまうたち(性格)だから。これからどうなっていくのか、先々のことを考えて行き詰ると死にたくもなるんだ」。「そうかな」(こちとらは「毎日毎日『今日はナニしてカニして日々精一杯生きる』というたちだから」というと、「それは、ご飯出しやら、お金のやりくりやら、皆人任せしてるからだ。先々のこと、病気になって動けなくなったらとか、貯金のこととか、子や孫たちのこととか、こっちは常に頭の中にあるんだから」と。
●気仙沼と陸前高田へ行ってきた。荒涼たる廃墟・焼け跡が広がり、瓦礫の丘の周りをブルトーザーやパワーシャベルが動き、ダンプカーが行き交う。一本だけ残った松ノ木、道路端・地面に立ち往生している大きな貨物船、これらにいちいち手を合わせて合掌する代わりに写真をバチバチ撮ってきた。それをここに掲載し記録として残す。小学校の校庭に仮設住宅がならぶ。高田市役所もプレハブの仮設庁舎だった。対応していただいた職員・ボランティアの方々。おー!悲惨から希望へと復興に邁進する人々よ。
●先月30日、「なくせ!原発」福島集会に行って来た。数千人(主催者発表1万人)の大集会だったが、どの放送にも新聞にも報道なし。これが日本のマスコミか。放送局・新聞社にデモをかけろや。


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