米沢 長南の声なき声


ホームへ戻る


首相の震災対応
2011年03月16日

 先週の、この番組(朝日ニュースター、パックイン・ジャーナル)では、菅首相が震災発生の翌日朝ヘリに乗って福島原発を訪れ宮城県沿岸部を上空から視察してきたことを、パフォーマンスで「見え見えの人気取り」などと酷評されていましたが、はたしてそういうものでしょうか。首相は、背広姿で官邸に終始でんと構えているのと、早めに現場に駆けつけ被災の有様を目の当たりにしてくるのとでは、どちらが適切か、一概にこうだと決め付けられることではありますまい。 「首相や官房長官が積極的に前に出ているのは評価したい」(大阪大名誉教授の住田健二氏)との論評もあります。
 13日夜、首相は、計画停電等への国民の協力を訴える記者会見で、「戦後65年、最大の危機に直面していますが、互いの絆で何としてもこれを乗り越え、共にこの国を築いていこうではありませんか」と声をつまらせて述べておられました。
 この際は、けなすばかりでなく、共感もあって然るべきなのではないでしょうか。


ホームへ戻る