米沢 長南の声なき声


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どなたなら沖縄の現状打開?
2010年11月23日

 明治期、当地米沢の藩知事だった上杉氏が琉球処分後まもなく沖縄県令になってそちらに赴き、山形県令には薩摩藩士が就任していたことがあるのです。
 沖縄の島には、まるで植民地のように米軍基地の大半が押し付けられている。このような現状をアメリカ政府にかけあって打開できるのは、はたしてどなたなのか。現政権の党首か前政権の党首か、3人の知事候補者のうちのどなたか。
 現政権も前政権も普天間基地の辺野古移設を決めた当事者であり、彼らには基地が押し付けられている現状打開は期待できまい。
 前政権の辺野古移設を容認してきて、今回もそれらの党の支持を得、本土移設を求めはしても政府頼みの現知事に期待できるか。それとも、普天間基地を抱える宜野湾市の市長として、はっきりと県内移設に反対し、基地の無条件撤去をめざして、これまでもアメリカ側に直接かけ合ってきている前市長か。主にこの判断だろうと思います。
 本土も沖縄も、米軍の基地を置いて守ってもらうという考え方に固執し続けるか、
かつての平和貿易立国たる琉球王国の気概をもって現状を打開するか、その歴史的岐路に立って行われるのが今回の知事選挙なのではないでしょうか。


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