米沢 長南の声なき声


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高校無償化なら入試廃止も
2010年03月09日

 今、新政権によって高校教育無償化が実現しようとしています。
 欧米では多くの国で、授業料も入試も無いのが当たり前とか。我が国もようやく「途上国」から脱して欧米並みになりつつあるということで、授業料だけでなく入試も無くして義務教育化すれば、それこそ画期的な大改革となるのでは。
 今や、ハイテク化・高度情報化・グローバル化の時代、人々の職業生活も社会生活も、以前のように中学校レベルの知識・技能だけでは到底間に合わない世の中。高校レベルの知識・技能を身に付けることは、個々の人間にとって世の中を生きていくために必要なだけでなく、この社会、この国にとって、産業・経済それに裁判員制度なども含め民主政治を成り立たせる上で、国民全員に高校レベルの知識・技能を身に付けさせておくことは必要不可欠なものとなってきている、ということなのではないでしょうか。「学ぶ気のない生徒」だと決め付けて彼らを放っておくわけにはいかないでしょう。
だから、義務教育は小中学校にとどまらず、高校まで行うのが当然。
 義務教育であるかぎり、入学者を選別し、試験で振り落として入学させない、などということはあってはならないわけであり、入試は廃止しなければならない。
 それに、入試制度は受験競争を招き、狭い知識偏重の競争・選別教育など教育を大きく歪める元凶となっており、それを是正し我が国教育を正常化するためにも、その廃止は不可欠なのではないでしょうか。


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