米沢 長南の声なき声


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「小泉さんも普通の親」で済まされるの?
2008年09月29日

 引退を表明した小泉元首相は、後援会の会合で、後継者として立候補する次男に地盤(選挙区)を相続させることを、「親ばかぶりをご容赦いただき、ご厚情いただければ」と云って頼んだ。それをテレビ・ワイドショーのレポーターは「小泉さんも、やはり普通の親なんですね」などという言い方で論評していた。
 そのような言い方をされると、視聴者はとかく「そうだ。普通の親なんだ。だったら仕方ないか」となって「容赦」してしまう。
 小泉氏は「人生いろいろ、会社もいろいろ・・・」などといって追究をかわしたものだが、あれと同じで、庶民はこのような言葉にごまかされてしまうのだ。
 しかし、はたしてああいうのが「普通の親」なのか?我が子の採用試験の成績に手心を加えてもらおうと頼む親、あれも「普通の親」なのか?それに、どこかの国に見られる最高権力者の世襲、あれも「普通の親」?
 冗談じゃない。普通の親なら、そんな厚かましいこと出来るものか。


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