米沢 長南の声なき声


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原爆謝罪要求に加えて
2007年08月08日

 先日、本欄に「原爆への謝罪、国会に求めよ」という投稿がありましたが、私も同じことを考え、前にも投稿しました。私は、その国会決議の原爆謝罪要求に加えて、アメリカの学校の教科書で広島・長崎への原爆投下を正当化するような記述は控え、その悲惨さ、非人道性をきちんと教える教育を同国に求めることをも盛り込むべきである、と思うのですが、いかがなものでしょうか。
 先だって我が国では防衛大臣の原爆「しょうがない」発言が問題となったが、アメリカでは「原爆投下は戦争を早く終わらせて多くの命を救った正しい行為だった」という考え方がむしろ一般的であり、教科書にもそのように書かれ、教師たちの多くは「原爆投下はやむを得なかった」と教えているという。しかし、アメリカ人のその考え方は間違っている。そのことを指摘し、教科書の書き直しを求めることは、被爆国民の当然の権利であり、責務であると思います。
 ただしそれは、我が国自身が自らの戦争とそれにともなう非道行為に対して、真珠湾奇襲攻撃も従軍慰安婦も南京大虐殺も含めて、反省を新たにし、我が国の歴史教育でそれらを正当化するようなことはけっしてあってはならないという、自省・自戒を込めてのことでなければなるまい。


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