米沢 長南の声なき声


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庶民は庶民の立場で
2007年07月26日

 テレビや新聞に出たり書いたりしている人は、どちらかといえばそれなりに「恵まれた勝ち組」の人が多く、本当に庶民を代弁してくれるような人は少ないと思うのだが、庶民はテレビ・新聞の論調に感化されてしまいがち。庶民はそのことをよくわきまえて、あくまで自分の実生活に照らして何をしてほしいか、してほしくないかで、候補者・政党を評価・判断するようにしなければなるまい。
 「憲法改正」というが、庶民にとっては今の憲法に何の不都合・不自由もないのだとしたら、変に変えてほしくないといって割り切ってよい。「景気回復」というが、非正社員の低賃金・不安定就労、正社員の過重労働はひどすぎる。「財政再建」というが、大企業・金持ちには課税を軽減し、庶民には増税、保険料その他まで負担増では理不尽。年金・医療・介護・子育てなど社会保障不安。「教育再生」というが、生徒をも教師をもストレス・精神不安定に追い込む競争・管理主義、高学費、過剰な学級定員など、そっちのほうが問題。外交はすべての国と仲良くし、隣国と事を構えたり、他国の戦争に関わったりしてほしくない。庶民は、国も自分自身も「勝ち組」になることなど望んでいないし、日々相和し、安心して暮らせればそれでよいのである。
 私は、そのような庶民の立場からだけで判断することにしたい。


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