米沢 長南の声なき声


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アメリカの平和を守ってやる
2007年04月26日

 孫の卒園アルバムの「大きくなったら何になりたい?」に対する孫のコメントは「アメリカの平和を守る人になりたい」というものだった。訊いてみると「ピストルの先生になるんだ」という。
 バージニア工科大学の銃乱射事件は、ピストルは一人で32人もの命を奪う大量殺人凶器であることを見せつけた。イラクはまるで「殺人狂時代」の様相を呈している。日本では被爆都市の市長が暴力団テロにあって痛ましい死をとげたが、我が国ではピストルを販売している店は皆無であり、外国から密売でそれを入手している暴力団等を特定して警察がいかに取り締まるかということが問題なだけと云える。
 殺人を抑止する最善の方法は、アメリカやイラクのように一般人への銃販売を公然と認めて銃を持ち合うことではなく、日本のようにそれを禁止することである。
 戦争を抑止する最善の方法は、各国とも、日本のように不戦憲法を定めて、核兵器や攻撃用兵器は保有せず、海外での武力行使も武器輸出も禁じることである。
 ピストルや武力を持てば、どうしてもそれに訴えようとする潜在意識が働き、説得・交渉・友好・協力への努力を尽くそうとしなくなる。
 アメリカの平和を守るには、「集団的自衛権」だなどと云って日本が武力でアメリカを助け守るのではなく、9条で守ってやればよいのだ。なあ、孫よ!


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