米沢 長南の声なき声


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暴発だけは招かないように
2006年10月11日

 経済制裁から海上封鎖・臨検あるいは武力行使に対して北朝鮮は「無駄な抵抗」をしないで、なすがままに従い、いさぎよく屈服してくれれば一番よい。しかし、かつて太平洋戦争の時日本が経済封鎖を受けて苦し紛れに開戦し「一億玉砕」を叫んで最後まで戦おうとした経験もあるように、また、かの国の「主体思想」とはどんなものかだが、独立自尊意識から「戦わずして屈服するより死を選ぶ」などと、必死になって反撃に出る可能性がある。そうして戦争になった場合どうなるか。12年前の危機にさいしてアメリカは武力行使を計画したことがあったが、その時の想定では全面戦争になった場合、死者は100万人以上という予測であったという。いずれにしてもそうなったら北朝鮮はたちまち制圧され政権は崩壊するだろうが、その間、短期間ではあっても、韓国はソウルをはじめとして戦火にさらされ、日本にもそれがおよぶことになる。核・ミサイル攻撃もあり得ないことではなくなった。

我々国民はそのような暴発戦争は絶対招かないよう、臨検に際する銃撃戦・武力行使は絶対避けるように自国政府にも北朝鮮にも、特にアメリカに対して必死になって説得しなければならない、という思いだ。


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