米沢 長南の声なき声


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加藤氏は屈せずに挑め
2006年08月17日

 小泉首相は靖国参拝をついに強行し、次のようなことを述べている。「中国・韓国が反発しているから参拝はやめろというが・・・」「軍国主義を称揚するそのような気持で行なっているのではない。」「批判・反発し問題にして騒ぎにしようとする勢力はあるのだから、いつ行っても同じだ」と。

その朝テレビのワイドショーに出て参拝に批判的な発言をしていた加藤紘一氏は、夕方、郷里の実家が放火された。

首相は、参拝は「心の問題だ」と言っていたが、それならば自分の心の中で祈るか、祈りに行くにしても東京武道館の全国戦没者追悼式に行ってそれを行なっているわけであり、わざわざ首相参拝が問題にされ騒がれるようなところには行かなければよいものを。なのに、そこへ敢えて行くということは、それが政治的意図をもったアピール行為だからにほかならない。現に、特定の支持団体に対する「公約」の実行だと自ら述べており、その上結果的にではあるにせよ、反中・反韓ナショナリズムや軍国主義を煽り、批判者に対するテロ行為さえ招いている。まさに政治的行為なのである。

今、日本はおかしくなっている。それを立て直してほしい。加藤氏はテロに屈せず、「加藤の乱」を再び起こし、ポスト小泉に挑んでいただきたい。


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