米沢 長南の声なき声


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護憲派の政党間共闘に期待
2006年01月25日

 今国会で、改憲のための国民投票法案が出され、教育基本法改正案も出されようとしております。院外では「9条の会」など護憲運動が盛り上がりつつありますが、国会では改憲派が圧倒的に優勢であり、教育基本法改正とともに憲法改正に反対する政党は共産・社民両党だけのようです。少数党の両党が連携・協力もなしに各個に抵抗しても、簡単に一蹴されてしまうだけでしょう。せめて、両党が共闘体制を構築できれば、院外の護憲運動を背景に、護憲派は議席数以上の勢いを得ることができるだろうし、改選に際しては、改憲派政党に対する対抗軸をなして選挙戦を盛り上げ大躍進につなげることも不可能ではありますまい。

 この点で、先日、共産党が社民党に改憲反対の共闘提案をおこない、福島社民党首が「共闘にためらいや障害は一切ない」としてそれに応じる意向を示したことは非常に注目されます。

両党の考え方には何かと共通する部分が多く、過去のしがらみにはこだわらずに護憲という一点で大同団結し、9条の会をはじめどの護憲団体も、それを大いにバックアップすればよいのではないでしょうか。そうでもしなければ、護憲派には勝ち目がなく、結局は改憲を許してしまう結果になるでしょう。


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