米沢 長南の声なき声


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戦争にたいする民族的責任
2005年06月06日

 戦後60年にあたって、戦争責任を国民皆で考えてみては如何なものでしょうか。当時の国家指導者・戦争推進者、加担・協力した一般兵士・一般国民、その遺族。これらのうち戦死者・刑死者・その他亡くなられた方々は、もはや責任のとりようがないわけですが、その遺族すなわち現在生きているこの私も含めた全国民が民族的責任として引き継ぐべきものがあるのではないでしょうか。

 被害諸国民にたいする戦争責任には、戦死・刑死など死をもって償うものと、賠償・補         償、それに二度と繰り返さないという約束を守り続けることの3つがあります。賠償等は、いわゆる戦後処理として、政府間では既に済んだとされていますが、個人補償を訴えている被害者は未だたくさんいます。「二度と繰り返さない」という約束にあたるもの、それは憲法9条にほかならないわけですが、それを守ることこそが、今後引き続き日本国民に求められる民族的責任なのではないでしょうか。改憲はその責任を放棄することを意味し、被害諸国民にとっては大問題なわけです。

 これらの観点から、この際戦争責任を国民皆で考えてみるべきなのではないでしょうか。        


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