米沢 長南の声なき声


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非軍事安全保障とは
2005年03月05日

 軍備を持たずに、どうやって我が国の安全を確保するのかといえば、それは「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」(憲法前文、以下同じ)国連の集団安全保障によって保持する、ということ。
 それ故にこそ、自らも諸国民から信頼されるように国際信義を守ることに努め、不再戦の国際公約に反するような政策をとらないようにしなければならないのである。
 それに、「国際社会において名誉ある地位を占め」るべく、「ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有する」全世界の国民にたいして国際貢献に努めなければならない。ただしそれは、あくまで非軍事的貢献でなければならず、紛争の和平仲介に尽力することとともに、人々の間に憎悪や敵対心を醸成する欠乏と生活不安を取り除く紛争予防のための経済開発援助などの貢献である。
 要するに、敵をつくらず、すべての国の人々を味方にするということである。それこそが、いちばん確実な安全保障なのではないだろうか。


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