米沢 長南の声なき声


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「歌うのが当然」という強制
2005年02月02日

 法律で、「君が代」を国歌とし、「日の丸」を国旗とする、とは決まっていても、卒業式・入学式で歌い掲げるべしとは決まってはいないはず。小渕前首相や天皇の発言によっても、強制はすべきでない、とされている。

 卒業式・入学式で何を歌い、何を掲げるかは、それぞれの学校の教師と子どもたちが決めるべきものであって、教育行政当局が指図したり、校長が独断で決めたりする筋合いのものではない。それが民主主義というもの。また、 憲法(思想・良心の自由)・教育基本法(教育は不当な支配に服することなく、国民全体に直接に責任を負って行われるべきもの)に従うのが法治国家の教育というもの。「日の丸」「君が代」には歴史があり、そこにこめられている意味のとらえ方によって人それぞれの思い(心情)が異なり、その表現(それを大きな声量で歌うか歌わないか、頭を下げるか下げないか)にも、人によって違いがあるのが当然。それを、「大きな声で歌いなさい」などと全員に従わせようとするのは強制であり、人の心(良心や心情)を傷つけるものである、と私は思うのですが、どうでしょうか。


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